私は、以前にとても大きな怪我をしたことがありまして、そのときのリハビリの延長で、今でも、ときどきスポーツクラブへ行ってトレーニングをしています。
怪我もリハビリもとても大変でしたが、こうしてトレーニングの習慣がついたことは、よかったことだと思っています。気分転換にもなりますし。ただ基本的に運動そのものが得意ではないので、、、楽しいわけではないのが、残念なところですね笑。
先月、クラブ内でトレーニングマシンが新しくなり、それに伴う設置位置の大幅な変更がありました。
変更後の半月くらいの間、そこにいくと頭が痛くなったり、ぼーっとしたりで、あまりトレーニングに力が入りませんでした。
マシンの配置が変わったことで、「場所全体のエネルギーの動き方が変わったこと」と、「変わったばかりで、流れが定まっていないこと」が理由だったと思われます。
建物内のエネルギーの動きは、器具や家具などの配置があり、そこを動く人がいることで、エネルギーが流れて動く経路が作られていくものなのです。
たとえば家の中でも、会社内でも、家具などの配置によって「人がどこを通って移動するか」が、ほぼ決まってきますよね。
これを「動線」といって、建物を設計するときには、利用者の行動パターンなどを予測して軌道や経路を考えていきます。
動線と、エネルギーが動く方向は、だいたい揃っていることが多いです。
つまり、配置や、そこを通る人によって、エネルギーが動かされていき、通り道がつくられていくということでもあります。
大幅な配置換えによって、以前の経路と変わってしまったので、まったく雰囲気がかわりましたね、エネルギー的にも。
以前からの利用者は、想定されている動線のとおりの動きをとりきれず、以前の慣れのままに動こうとしますから、「施設内のエネルギーが、ひとつの方向に向かってない」ザワザワした感じで、
私は、そうしたエネルギーによって、自分のオーラを動かされる感覚になり、何もしていないのに頭がぼーっとして、居るだけで疲れてしまいました。
こういうことは、時間の経過とともに落ち着いていきます。経路を通る人の数が多くなると「通ることで、通り道が定まっていく」ものなので、自然と、そのとおりに人が動いていくようになり、方向が揃っていきます。
場所のエネルギーが動く経路の作られ方には、いろんな要素が関連しますが、そのうちの一つに「人の動き」があります。建物内では、特にそうなりますね。人がもつ生命力に満ちたエネルギーとは、とても強く大きなものであることのあらわれだなと思います。
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