人とは、「肉体をもっている霊的な存在」ですので、すべての人に、霊的な感覚(霊感)が備わっています。
備わり方には個人差があり、大きい人もいれば、小さい人もいます。
霊的な感覚はいくつもの種類があり、代表的なものには、見える、聞こえる、感じる、わかる、などがありますね。
見える、聞こえるは、ちょっと特殊な分野かもしれませんが、「感じる」「わかる」は、多くの人に備わっていて、おそらく無意識のいろいろな場面で自然と発揮がなされています。
感じる力が強いか、わかる力が強いか。
◎体感覚で感じる一例としては、ふわっとエネルギーを感じたとか、ビリビリと電気のように感情が伝わった、
◎根拠なくわかる一例としては、頭の中にものごとのしくみや構図がふと思い浮かんだとか、こうすればうまくいくとひらめいた、
などの形で、いろいろな伝達や受信がなされていたりするのです。
誰にも、両方が備わっていますけれど、どちらか一方が強く、メイン装置とサブ装置のように、差がついているものです。
私の場合は、「わかる」のセンサーが強くて、「感じる」センサーは鈍いほうです。
何を把握できるセンサーなのか。
「感じる」「わかる」ことの、対象についても個人差があります。
何について感じるのか、どのようなことが伝わってわかるのかという、事柄の範囲は、人によりまったく違うものなのです。
たとえば、「天候の変化などの、自然現象を体感して前もってわかるセンスをもつ人」と、「相手の感情や体調などが、伝わってきてわかる人」は、把握できる対象がそれぞれ違う、ということです。
「自分に合うのは、この道具だ!」とひらめく人と、「この道具の用途としては、こんな使い方ができそうだ!」とひらめく人も、同じ道具に対して、わかることの範囲が違います。
「そのときの自分に、必要な食べ物がわかる人」もいれば、「他人に、必要な食べ物がわかる人」もいると思います。
感じる力、わかる力が大きければ、何でも把握できるしくみではないのです。
得意分野と、そうでない分野の差は、(その人比で)必ずあります。
他の事柄に当てはめると、歌がすごくうまい人でも、声質や声域の差で、よりうまくうたえる歌と、あわない歌との差があるようなことですね。
自分の「感じる」「わかる」センサーは、どちらのほうが強いか、何に対して反応しやすいかという傾向を、過去の経験を分析して把握してみるといいでしょう。
自分の「得意科目」を把握するようなもので、知っておくことで、活用もしやすくなります。
ただ、自分のうまくできていることって、意外と「自分で気づきにくい」ですね。普通にできるので、無意識になってしまうので。
傾向をつかむ目的として、意図的に分析していくことが必要になるでしょう。
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