自分と「たましいの繋がり」がある守護霊という存在や、自分と「今世での血縁の繋がり」がある先祖霊は、広い意味で、自分のことを見守ってくれています。
こちらの世界からは、向こうの世界のことはわかりませんが、向こうからはこちらの世界のことがとてもよくわかるようです。向こうの世界は「全体」であり、こちらの世界は「一部分」という位置付けですので、全体から部分の様子を把握することは難しいことではないからです。
向こうの世界からは、こちらがよくわかる。
そうした存在が、自分のことを見守っているという表現をする場合、イメージとして、自分の側に「存在している」ように思い浮かべるものかと思います。
しかし、霊がいるのは常に、向こうの世界です。
向こうの世界にいるはずの存在が、こちらの世界で見守っているとなれば、向こうからこちらに、距離の移動をともなって「やってくる」ようなイメージになりますが、しかし、向こうの世界に存在しながら、こちらの世界を見守ることが可能です。
なぜなら、向こうの世界は、私たちのいるこちらの世界を含んだ「全体」です。
こちらの世界は、「全体」に含まれている「一部分」です。
このふたつは、重なっています。
全体はすべてを含んでいるのですから、その一部分に、あえて「やってくる」というプロセスはいらないのです。
特定のときだけ、向こうからこちらに「やってくる」のではなく、ずっと側に「いる」のでもない、しかしお互いの繋がりはしっかり「ある」のは確かで、向こうからこちらは「いつでも、お見通し」です。
あちらと、こちらと、領域が重なっているので(こちら側からは、そのことは実感できないだけで)、いつも繋がりが存在しています。
守護霊がいる場所は、「あちら」の世界であり、「こちら」にあえてやってきて、私たち人間に、ぞろぞろとついてまわっているのではない(^_^;)、ということですね。
コメント