ときどき「霊感やスピリチュアルな能力は、遺伝するものですか?」という質問をいただくことがあります。こういう質問をしてくるご相談者さま自身が、自分と家族との関係で思い当たることがあるのでしょうし、実際に「まるで遺伝のように同じ家系に霊感が強い人が生まれてくる」という傾向はみられるようです。
ですがこれは遺伝というよりも、
霊感が強い人たちが同じ家系に集まった、と考えられます。
なぜなら霊的にいえば、人はたましいの存在であり、家族といえどもたましいは別々だからです。霊感は、たましいの性質として備えてきているものですから、親子で霊感が強いとしても、親からもらったものではなくて「親も、子も、それぞれが自分でたましいの性質として持ってきたもの」になります。
遺伝とは、ひいおばあちゃんから、おばあちゃんに、そしてお母さんに、そして子供に‥‥‥と受け継がれているもので、
霊感とは、たましいの性質なので「前世から受け継がれているもの」と考えるとわかりやすいでしょうか。前世は日本人とは限らず、アメリカ人だったりイギリス人だったりすることもあるので、先祖からの遺伝とは別になります。
ただし霊感をスピリチュアルな能力として発揮するときには、肉体としての体質や気質などの特徴が、発揮のされやすさを決める部分もあるので、厳密にいえばそういう面では遺伝的なものをいくらか活用しているとも言えるのですけれどね。それで同じ家系に集まってくることになる、というのはありそうです。
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