古いたましいの人は、ものごとにクールになってしまうことがある。

人は、この世で何度も生まれ変わって、いろんなパターンの人生を経験するという学びを重ねています。

そうした生まれ変わりの「回数」や、この世で経験を重ねている「延べ年数」多い、古いたましいの人は、ものごとに対して「全般的にクールになりすぎる」傾向がみられます。

違う言い方をすれば「熱くなれない」のです。

なにしろ、これまでの人生で、いろんな経験を重ねています。

今回の人生の上面的な記憶としては、それらを覚えてはいないけれども、たましいの観点からすると、ほとんどの事柄は「まったく同じではないにしろ、似ている何かしらの経験がある」もので、新鮮さという楽しさが長続きしにくいのです。

「このことをすれば、結果はきっと、こうなるだろうな」とだいたい想像ができるので、失敗しにくいという、得な部分もあるのですけれどね。

しかし、想像できてしまうことは、熱くなれないのも確かです。

それは、飽きるのとも、関心をなくすのとも違って、「低め安定になりやすい」とでもいえばいいのでしょうか、「他の人たちのように、遊びなどを心から楽しめない」という悩みを抱えてしまう場合もあるようです。

そういう方は、「ドキドキワクワクのような、シンプルに楽しい感情」は味わいにくけれど、「深くかみしめるように、味わい楽しむ」ことができます。

そういう楽しみ方ができるのは、過去の経験という比較対象をたくさんもっている、古いたましいの人ならでは、ですから、玄人っぽい楽しみを、持っていくといいと思います。

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