やたらに他人の粗探しばかりして「どうしてあなたはそうなのか」「あなたのこの部分がよくない」と口に出すような人がいますよね。
こういう人は、ある種の観察力や分析力には優れていて、ものごとのつながりの中に「不整合」「調和していない部分」を見つけることに優れています。
この部分が完全でない、この部分が改良できるポイントだとわかる能力が高く、そういう人は(分析が早いことから)頭の回転も速い場合が多いです。
内容としては間違ってはいないので、自分の観察力や分析力に自信をもってしまって「相手のためになる正しいことをしている」という認識になりやすく、いつまでも「指摘」が続いてしまうのでしょう。
言われる側の人が「まあそれは、間違ってはいないけれど・・・」ともやっとするのは、マイナス点ばかりを指摘してくるためだと思います。
不調和、不整合をみつけることがうまい人というのは、マイナス要素をみつけることが得意、逆にいえば「どうやってプラスにもっていけばいいかを、考えたり見つけたりすることがあまり上手ではない」ですから、
「この部分がマイナスだから、マイナス要素を改善したら?」というアドバイスはできても、「このプラス部分を伸ばして、こう動いていくとうまくいくよ」というアドバイスができません。
だから、相手をやりこめようという気持ちはなくても、結果として「マイナスの指摘ばかり」になってしまうのです。
第三者からすれば「不整合がわかってしまっても、いちいち相手に言わなくてもいいじゃない。そのまま思っていればいいのに」と考えますよね。
でも、こういう人は「言いたくなる」のです。言わないと気が済まなくなります。理由は以下のとおりです。
不整合をみつけることが得意である力は、その人自身にも働くので「自分はもっと○○せねば」「自分も○○を改めねば」と、実際に頑張っているケースも多いです。
けれどマイナスばっかり減らしても、それがイコール、プラスになるとは限らないですよね。
前述のとおり、不調和、不整合をみつけることがうまい人というのは、マイナス要素をみつけることが得意で「どうやってプラスにもっていけばいいかを、考えたり見つけたりすることが上手ではない」ですから、
その人自身の人生を、いい方向にもっていくことができないフラストレーションが、他人の動きに重なってしまうのだと思います。
他人の人生を改めさせることで、同時に、自分の人生がうまくいくような感覚になってしまうのかなと。
相手に意地悪したいから、指摘して困らせる人も中にはいるかもしれませんが、そこまでの人はまれで、大部分は、その人自身の「ものごとのとらえ方のクセ」があらわれているのだと思います。
ある意味では不整合をみつけられる長所なのですけれど、使い方しだいでは、それが尖りすぎて、人間関係に不整合をつくってしまうのですね。
コメント
リカコさん こんにちは☆
いつも ブログ、会員サイトから学ばせて頂いていまますm(__)m
今回の記事…旬な内容すぎて私は視られているのかと 背筋がピンとなりました(^^;
いつも 相手のマイナスな部分にアンテナが立ち 言わなくて良いのかも知れない事を言ってしまい…結果、自分にとっても幸せじゃない後味が悪い状況を自ら作り出していました。
ただ今回、このブログを読む前に、いつものように?イライラしてしまう事があったのですが(^^;何故だか発言にストッパーがかかり、グッと言いたい事を抑え 一旦気持ちを持ち帰る事が出来て 今後どう伝えたら改善出来るか、私は どのような対応をしたら良いのか なんて、ぼんやり考えていたところでした。
言った方に悪気は無くっても きつい言われ方をしたら 相手は頑なになるだろうし…関係を良くしたいから、伝え方には愛情を込めたいな~なんて めずらしく思っていたところでした。
不慣れなもので、上手い伝え方は まだ思い浮かびませんが(T_T)
心は込めたいと思います(笑)m(__)m
お陰様で戒めになる記事でしたm(__)m
光さま
会員サイトもご利用いただきましてありがとうございます。
この世のしくみとして、肯定的なものは「普通」「特になにもない」という印象になりやすく、
否定的なもののほうが「違和感」として認識しやすい、感じやすいため、
マイナス要素のほうが「見つけやすい」ということは言えると思います。
しかし、ひとつふたつの違和感以外にも、
その人を構成している要素はたくさんあるだろうから・・・
というふうに頭で考えると、感情はある程度落ち着くので、
そこから現実面をふまえて考えていくといいのかなと思います。
陰で言ってないで直接コメントすればいいのに(笑)
これが自分の事の「晒し記事」になっていることに気づいてますか?
人のを元記事にばかり書いてないで、ご自分の世界をどうぞお書きください。いつからか結構そうですよね?世で言う「ジャッジ」をしたくてたまらないんですね。
関係性も分かりもせずに、失礼な内容においては「不快」という事をお伝えします。あなたは第三者ですからね。
「あなた(私)の事は関係ありません」が通ると思わないでください。そんなに鈍感ではないので。
たべこ様
この記事の内容は、とても一般的なことで、
ほとんどの方が、自分にも多少当てはまると思ったり、または、自分ではないが周囲にはそういう人はいると思ったり、
なんとなく周囲の何かが当てはまりそうな、そう読もうと思えばそう思えるというだけだと思います。
記事を書くときに、世の中のできごとから着想して、内容がひらめいて書くこともありますけれど、
しかし、たべこ様の周囲にある件とは別で、私は特定のことにからめて記事を書いていません。
よく、プロの料理人は、家では台所に立たない、などといわれますけれど、
仕事でその作業を常にしている人は、その他の場所で、同じことをしようという気にならないものだと思います。
私も、こうして「書く」「聞く」「話す」を仕事にして、
常にそういう動きにばかり時間を使っていると
自分以外のところで、SNS等や、記事を読んだり、
それについて自分はこうだと考えたり、これは○○なのになあと考えたり・・・
という気持ちには、なかなか、ならないものです。
しかし、そういう「ないこと」を照明することは難しく、
私としてはこれ以上を書いても、違うという証明にもなりませんから、
たべこ様にとって満足のいく回答ではないかもしれませんが、
私の対応は、ここまでとさせていただきます。
ただ、一般論として、私の表現の書き方等が、(ジャッジという表現から)
断定的にすぎるとか、そうしたご感想をお持ちであるのでしたら、それは私の文章の書き方でしょうから、そこは受けとめていきたいと思います。
ちょっとよくわからない事になっていますが、私もこの記事を読んで気を引き締めようと思いました(^◇^;)
先週、他人に随分イライラしていました。
ありがとうございます。
さささ様
他人にイライラするのは、よくあることだと思うのですよね。
そのことを、相手に対して何でも言ってしまうのは、どこかでそれを「いいこと」と思っていて、マイナスをなおすとプラスに転じるような感覚についなってしまう(でも実際はそういうしくみにはなっていない)ことを考察した記事内容なので、
ただ思っているだけなら、それこそ、誰にでも毎日のようにあることで、
自分の中でうまく収めて扱っていけるなら、
そのことをとりたてて、問題にしなくてもいいような気がしますよ。
問題ではないことを、複雑に考え過ぎて問題をつくりだしてしまうことも多々ありますから
自分でバランスをとっていければいいのだと思います(^o^)
ここ何年も ずーっと 気になっている方のことに ピッタリな
内容です。その方 お局と呼ぶ人もいて 煩型なのです。
私は 彼女を くれない族と 名付けています。
常に 誰かを ~してくれないと 責めているように見える
のです。
悪い方では無いのですが、黙っていられないタイプです。
私は 最近も 個人的な意見を 彼女に 一蹴されて凹んで
います。
勝ち負けでなく 関われたらと 思うのですが、つい身構えて
しまいます。
ぽの様
不整合なところを見つけられるのも才能なのですけれどね。常にこういう口調になっている「女性」の場合は、まったく悪気なく「それがその人のコミュニケーションスタイルになってしまっている」という場合も結構あります。おっしゃるような「悪い方ではない」というのも、わかるきがします(^-^;。
こういうタイプの方は、目の付け所は鋭くて参考になるので、そういう部分だけ救い上げて自分に取り入れていき、あとは流すようにしていくという距離の取り方をしていくのが「平和」になりそうに思います(^_^)/