自分の内側のことと、外側にあるものごとは、「自分」を通して繋がっています。だからこそ、「外にあることは内面の反映である」とか、「(外である)部屋を片付けると心が整理される」という関連性が語られるのです。
実際に、外からやってくるものごとが、自分に刺激を与えてくれて、大きな変化に繋がることがあります。
たとえば、お友達の会話の中で「テレビでみたこんな場所が、とても素敵でよかったよ」というひと言が、気づきになったり、選択の迷いの参考になったり。
外からやってくるきっかけは小さくでも、それに響く自分が「感度のいい受信器」であれば、それを大きく受けとめて、自分にいかしていくことができます。
「自分には、何もいいことが起こらない」と気持ちが沈んでしまうときには、外から何もこないからこうなるんだと、外に原因があるように思えてしまいますが、それは、自分の受け止め方にも原因があるのかもしれません。
自分という受信器を通して、増幅しなくてもいいような、それ自体が大きなことがやってくるのを期待してしまうと、毎日のすべてがつまらないものに思えてしまいます。
まだ知らないことがたくさんある小さい子どものような刺激は、いろんな経験を既にしている大人の毎日の中では、そう簡単には得られませんからね。
小さいことを、大きく響かせる自分でいられたら、毎日のいろんな出来事の、ちょっとした新しさから、大いに学びを得ることができます。
自分がそういうことに意図的であり意識的でいるという姿勢が、とても大切なことだと思います。
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