この世に存在するものはすべて、それ特有のエネルギーをもっています。人も、物質も、ものごとも、自分が持っているエネルギーを放ったり、自分以外のエネルギーを受けとったりしています。
そうしたエネルギーの関わりから、いろいろな出来事が展開していくのが、この世のしくみです。
人にとって一番大きな作用のあるエネルギーは、「人の放つエネルギー」なのです。物質や、ものごとの放つエネルギーよりも、人同士のエネルギーのほうが、質や波長が「近い」ためです。
あらゆる場面で、人が放つエネルギーに感化されながら私たちは生活しています。その中でも「場所のエネルギー」という形で、「人の放ったエネルギー」の作用をうけることもあります。これは意外と大きいものですよ。
同じ目的をもつ場所に集まる人のエネルギー。
大勢の人が一斉に、同じことをしている環境ってありますよね。たとえば「大勢が食料を買っているスーパー」とか、「大勢が運動しているスポーツ施設」とか。
複数の人たちが、共通した目的について考えたり行動したりする行為を通して、エネルギーを山ほど放っていることになりますから、そこは「共通性のあるエネルギーがたくさんある空間」が作られていくことになります。
そういう場所にいくと、そういうエネルギーに感化されることになります。
お腹がすいていなくても、スーパーにいくとついお菓子を買ってしまうとか笑、家ではまったくやる気にならないのに、スポーツ施設にいけばトレーニングをやる気になって頑張れるのは、他の人が放った「その事柄に関連するエネルギー」の作用が、後押ししてくれている場合もあるのです。
もちろん、場所のエネルギーをつくっているのは、人が放つものだけでなく、建物とか家具や器具などの、物質のエネルギーもありますし、土地そのもののエネルギーなどもあります。
その中でも、人が放つエネルギーの作用は、人に対して大きく働きます。
「個人的な思い」「自発的な思い」というものをもっている存在同士として、波長の響く領域が、近くて似ているからです。
土地という自然のエネルギーや、物質のエネルギーには、そうした「個人的な思い」が乗っていませんから、人の放ったエネルギーのほうが、「思いの後押し」という作用は大きいものとなるのでしょう。
エネルギーの後押しがもらえる。
このしくみを考えると、「同じ目的をもった人が大勢あつまっている場所」は、目的への思いを乗せたエネルギーがたくさん集まっている場所ですから、「後押しの力がもらえる場所」でもあるのです。
成し遂げたいことがあるとか、その思いを推し進めていきたいときには、「自分と目的を同じにする人が、集まりそうな場所」、「そういうエネルギーで満ちていそうな場所」に、出掛けてみることは、効果があると思います。
そこで頑張っている人の存在が、それだけで刺激になりますし、その場所にあるエネルギーが、自分の思いを大きくしてくれます。
キレイになりたいなら、ファッション関係のお店にいってみる、痩せたいならば、痩せるために努力している人がいる環境(運動施設など)へ、元気な活力がほしいなら、スポーツ観戦をするなど、いろいろ考えられますね。
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