以前にスピリチュアリズムを勉強していた頃に教えてもらったのですが、「生霊」という考え方は日本特有のもので、イギリスのスピリチュアリズムでは、そういう解釈をされることはほとんどないそうです。
人は肉体をもっている霊でもあるので、誰もが霊的なエネルギーを有しています。そういう意味で、生きている人からの強い念みたいなものが、まるで霊の憑依のようなレベルで相手に作用することは現象としてありえます。
それは国を問わずイギリスでも同じだと思うし、そういう現象を認識しているスピリチュアリストも大勢いるでしょうけれど、しかしこれを「霊」には含めないということなのかなと。
日本は言葉の表現がかなり情緒的なので、生きている人との間で「まるで霊の憑依のような現象が起こっている」という解釈から、言葉として「生霊」という表現をあてはめたのかもしれないですね。
しかし実際のところ、生きている人から霊体そのものが抜けて、遠く離れた誰かのところへとんでいく…などということにはならないし、スピリチュアリズムでこういう表現はほとんど使われれないので、私自身も生霊という概念は採用していません。人から飛んでくる強い思いのエネルギーは「念」とかの表現で伝えています。
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