この世にあるものは、すべて「完全ではない」ものばかりです。
人の性格も、ものごとの完成度も、どこか未熟な部分があって、そのことに苦労させられるものですよね。
自分の至らなさにがっかりしたり、他人のそれにイライラしたり、完全ではない人同士が、完全でないものごとを何とかしようとしているのが、世の中ですから、それはもう、いろいろ起こります。
けれど、だからこそ、違いに気づくことができて、違う性質をもっているお互いの存在が、役立つようになっています。
完全ではない、たりない部分こそが、これから自分が成長できる余地であり、
相手に助けてもらったり、相手を支えてあげたりという、学びの経験をするための「必要な空きのスペース」なのでしょう。
完全ではないところに、がっかりしたり、イライラさせられたりしながらも、
しかし、その部分に、気づかされ、助けられ、学ばされているということです。
自分も。相手も。お互いに。
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