抱えるものが何もない状態で、すっきりと身軽になって過ごしたいですよね。
やるべきことはやりきって、すべての悩みは解決して、
未来には期待と夢だけがあり、
それだけに集中できる環境になったらいいのになあ~と思ってしまうけれど、
そうならないことには意味があります。
抱え続けていくことが人生の学び。
人生という学びの時間を過ごすとは、行いを重ねていくことです。
行いが重なっていけばまた、新たなやるべきことが発生してきて、そうなればまた何かの悩みや迷いもでてきて、なかなか身軽になりきれないものです。
この人生を生きていくとは、何かを抱え続けていくことです。
毎日毎日、次から次へとやるべきことがでてきて、そのことに真剣にとりくんでいくほどに悩みもでてくるというくり返し。
人生とはそういうもので、生きるとはそういうことで。
その状態はある意味、充実していることのあらわれでもあると思います。
抱えるものがあるから、それを解決しようとする意思と行動が生まれて、人生の学びが進んでいきます。
抱えている重さが、与えてくれていること。
もうひとつ、抱え続けて身軽になりきれないことには意味があります。
何かを抱えていることの重さとは、自分をこの世という場所に留め置いてくれている重さなのです。
重さがあるから、ここに居られます。
重さは、必要なことでもあるのですね。
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