「その人にあった規模」というものがあって、大きな規模が向いている人もいれば、小さい規模のほうが動きやすい人もいます。
「自分がどちらを好むか」と「自分にはどちらが向いているか」はイコールではないので、好きなことだけ意識しているとそういう特徴に気づけません。
向いているのはどちらか、という視点で、考えてみましょう。
大きな規模で動くことが向いている人は、小さいことをやろうすると、細かいことがかみ合わなくて力を余してしまいます。
目の届く範囲での動きが向いている人が、遠くに働きかけることをやろうとしても、管理の方法がわからず、混乱が生じます。
たとえば、一対一で家庭教師ができるからといって、一対多数で教室型の授業のような指導が同じようにできるものではないように、
または、5万円の生活費をやりくりするのが上手であっても、500万円の運用をうまくできるかといったら、それはまた別の話となるように、
同じ事柄でも、対象となる規模の大きさが変わると、同じにいかないことは多々あります。
得意と苦手はこういうところにも出てきます。
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