成長著しい時期は、変化の幅が大きいので、今まで使っていた身の回りのあらゆる「もの」が、しっくりこないと感じられることがあります。
要らないとか、合わないとまではいかないのだけれども、「何か、ちょっと違う」とか「これは自分らしくない」という気持ちが、いろんなものに対して出てきます。
そういうときは、買い物をたくさんしたくなりますし、実際にしてしまうことも多いです。
成長の幅が大きいときは、本人的に「勢い」があります。
そうなると、しっくりこない状態を改善するための行動までに、あまり迷いがでないです。すぐに行動したくなります。
簡単に、すぐにでも行動に移すことができる方法のひとつが、買い物というわけです。
買い物というのは、お金を払って品物を手に入れるという一連の動きが、素早く完結しますよね。勢いがあるときは、そうした、すぐにできる行動にはあまり迷いがでないものです。
そのため、買いたくなりますし、実際に、買ってしまうことも多いです。
自分に必要なものを買うことや、より合うものに買い換えることは、もちろん悪いことではありません。実際の生活に役立ち、いかされていくならば価値があったことになります。
しかし、こうした「成長の度合いが大きいとき」は、勢いのままに買い物をすることはちょっと注意が必要です。
なぜなら、せっかく買っても、また次のものがほしくなることが多いからです。
目移りしているわけでも、たくさん集めたいわけでもないのに、「買ったものが、買った側から要らなくなり、別のものが必要な気持ちに」なりますから、納得できないからおわりがなくなるという感じになります(^_^;)。
自分が成長著しいときは、変化の動きがはやいので、こういうことが起こりやすいです。
「周囲のものがしっくりこないと感じられる」→「買い物をしたくなる」→「しかし、買ったそばから、別のものを買いたい気持ちになる」という繰り返しが、頻繁に起きるときは、
自分の成長という変化が大きい時期だととらえて、買う前にひと呼吸おいてみるほうがいいでしょう。
「この理由で、こうなっている」と、しくみをわかってしまうと、それだけで自然と気持ちが落ち着いて冷静になれます。
買う前に、冷静にもう一度考えて、本当に必要なものを買うようにしましょう。
成長していることは良いことだし、勢いがあることも望ましいことです。しかし、そういう時期は、勢いのよさが、あらゆることを「過剰」にしてしまいます。
そして、その過剰さは、すぐに行動できて、すぐに完結する、「買う」という行動にあらわれやすいことを覚えておきましょう。
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