遠回りに思えることも、必要だからこそ起こる。

目的地までの道程が、最短距離であることを、誰もが願います。ですが、スピリチュアルな観点から見ると、結果と同じくらいに(ときには、それ以上に)、そこに至るまでのプロセスも大切という場合も多いのです。

一見、遠回りや足踏みに思えることでも、「相応しいタイミング」で目的地に到達するための導きというケースもあります。

しょうがなく方向転換をしたことで新たな道が開けてきたり、ある場所を経由したおかげで、目的地を俯瞰してみることができたりする、貴重な機会となることもあります。思い通りにならないことに直面し、迷い、悩むことも、学びのうちなのです。

ご自分の「今」が、遠回りや停滞の状態にあると思える方も、どうか必要以上に落ち込むことなく、まわりを見渡し、景色を楽しむ心の余裕を持ってください。「自分にとって最善の場所」に、いつか必ず、到達できます。

私達は、人生という旅路を生きています。この道には、遠回りも、近道も、ありません。皆、自分のペースで歩き続けるしかないのです。

目先の小さな目的地のみを考え焦ると、どんな順調な旅路も、遠回りにも、停滞にも思えてしまいます。誰もが、「着実に、人生を歩んでいる」と、知ってください。ご自分が「遠回り」だと決め付けていることは、たましいの観点から見れば、「予定どおり」なのかもしれません。

少し時間がたって、振り返ったときに、自分でも「必要なプロセスだった」と納得できるようになっています。ですから、焦らず努力を続けていくことが大切です。

コメント

  1. M より:

    ものすごく納得です。そして反省です。
    せっかちな私はすぐに結論が欲しくなり、ジタバタしてばかりいます。
    このタイミングでこの言葉に出会えたことに感謝!!
    こちらの記事を額に入れて飾りたいくらいです。

    • リカコ リカコ より:

      Mさま

      最大限に早く進むとしても「自分がもっている要素、積み重ねてきた経験値の中での最短距離」にしかならず、それ以上には早く進めないので、すべては自分がこれまで重ねてきたことの結果として、全体をとらえていく視点が大事なのだと思います。