成功するのが怖いから、動きだせないこともあります。

新しいことに一歩を踏み出せないときの、一番多い理由は「失敗するのが怖いから」で、二番目に多いのは「成功するのが怖いから」です。多くの人の相談をお聞きしていてそう感じます。後者のパターンになるのは女性が多いです。

窓にたたずむ女性の後ろ姿

失敗するのが怖いというのは、失うことへの怖さです。掛けた時間や費用が無駄になってしまうのではないかとか、実力のなさが知られてしまうと恥をかくとか、

今あるものが損なわれることが不安になります。

一方で、成功するのが怖いというのは、もしも成功してしまうと、自分は嬉しくても周囲からはそうは思われないだろう、むしろ「嫌われるのではないか」「浮いてしまうのではないか」という、

人間関係のバランスが変わることが不安になります。

女性同士の人間関係は「同列で横つながり」になることが多いので、これまでのバランスが崩れてしまうのではというのが不安で、成功できる力をもっているのに、成功する方向に動いていけなくなります。

できる力があるのに、自分はやりたいのに、

その他の理由から、やらないままを選ぶというのは、

ものすご~~~~くエネルギーの配線がもつれた状態をつくります。年月が経つうちに、自分の力がどのくらいなのか、自分は本当はどうしたいのか、なぜやりたいことをしないのか、配線がもつれすぎてわからなくなってしまいます。

失敗するのが怖いというのは、誰の中にもある感情で、これは見つけやすいです。

しかし、成功するのが怖いというのは、そういう見方で探さないと見つけられない思いです。新しいことに向かって動きだせない状態が長く続いているときは、「もしかして自分は成功することを不安に思っているのでは?」という観点から心の中を見つめてみてください。ブレーキになっているのは「これ」かもしれません。

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