新しいことに一歩を踏み出せないときの、一番多い理由は「失敗するのが怖いから」で、二番目に多いのは「成功するのが怖いから」です。多くの人の相談をお聞きしていてそう感じます。後者のパターンになるのは女性が多いです。
失敗するのが怖いというのは、失うことへの怖さです。掛けた時間や費用が無駄になってしまうのではないかとか、実力のなさが知られてしまうと恥をかくとか、
今あるものが損なわれることが不安になります。
一方で、成功するのが怖いというのは、もしも成功してしまうと、自分は嬉しくても周囲からはそうは思われないだろう、むしろ「嫌われるのではないか」「浮いてしまうのではないか」という、
人間関係のバランスが変わることが不安になります。
女性同士の人間関係は「同列で横つながり」になることが多いので、これまでのバランスが崩れてしまうのではというのが不安で、成功できる力をもっているのに、成功する方向に動いていけなくなります。
できる力があるのに、自分はやりたいのに、
その他の理由から、やらないままを選ぶというのは、
ものすご~~~~くエネルギーの配線がもつれた状態をつくります。年月が経つうちに、自分の力がどのくらいなのか、自分は本当はどうしたいのか、なぜやりたいことをしないのか、配線がもつれすぎてわからなくなってしまいます。
失敗するのが怖いというのは、誰の中にもある感情で、これは見つけやすいです。
しかし、成功するのが怖いというのは、そういう見方で探さないと見つけられない思いです。新しいことに向かって動きだせない状態が長く続いているときは、「もしかして自分は成功することを不安に思っているのでは?」という観点から心の中を見つめてみてください。ブレーキになっているのは「これ」かもしれません。
コメント
リカコさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
「成功することが怖い」です。
・味方のはずの身内を含めて、
嫉妬心に火が付く。
・自分が無意識に慢心する。
・得ることにより、失う恐れへの
過度な執着心を持ってしまう。
それ程大したことではないことを
自分の成長のためにしただけ。
ひけらかさないように注意をしていても、
集団になると、特に日本人は楽な方、
引きずり落とそうとする気配を感じます。
共に成長できる仲間はみつからない。。。
『目立つ=危険』と気配を消す。
『人は鏡』ならば、私も無意識に
嫉妬しているのかもしれない。
こじらせているなぁ。
「なぜ、生きる?」と幼い頃から
思いながら、今に辿り着くも
生存本能から、なかなか解けません(笑)
のら様
お書きになっている3点のうち、1つめはこの記事の内容に当てはまりますが、
後半の2つは、成功するのが怖いことに関連する直接の理由ではなさそうですね。どちらかといえば、それは「自己否定」なのかなと。つまり「自己否定が、動き出せない原因のひとつになっている」のかもしれません。ふだんの自分にそういう部分がないかを、まずは見つめてみるのがよさそうな気がします
内側でもつれてしまっている、エネルギーの配線があったら、それを少しずつでもほぐしていくと、だんだん外向きの行動がとりやすくなると思います☆