この世での経験ははすべて、広い意味では「自分の学び」になります。
誰かのために、しているように思えることも、間接的には自分にも役立ちます。
誰かに、させられているように思えることも、実は、自分の行いがそれを引き寄せている(ことに気づいて改めるための)経験だったり、そこから学びを得るための機会となることもあります。
どうして、こんなことをしなければならないのかという不満や、何のために、こんなことをさせられるのだろうという疑問が、そのときはわきあがるでしょう。
それらは、少しの時間が経ったのちに、意味や意義がわかることは多いものです。
渦中にいるときには、感情でいっぱいになり、なかなか冷静になれないものですが、
時間とともに、感情の波がひいていき、落ち着いて客観視ができるようになると、「あの経験は、自分に必要なものだった」と、感慨を伴ってわかるようになります。
そういう瞬間が、いずれやってきます。
この世の、「時間というしくみ」は偉大です。
私たちに、冷静さを取り戻してくれます。
私たちの、理解が進むことを助けます。
そうしたしくみの中で、さまざまな経験ができるという、この人生という機会は貴重です。
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