他人のようすは、自分を映す鏡のような役割をもつことがあります。
他人をみて、「あの人やいいな、うらやましい」と思うことと、「あれと同じことを、自分もできそうだ」と思うことと、両方について、よく考えてみてください。
この2つは、まったく逆のようですが、「それぞれに、少しずつ、自分自身があらわれている」ので、2つの異なる視点から、自分のセンスや才能に気づくことができます。
自分とまったくの異質なものには、「いい」という印象はいだきません。
自分の中にも、同じようなものや、近いものが何かあるからこそ、エネルギーが同調して関心がわきます。
「いいな、うらやましい」という印象になる事柄は、思っているほど、自分から距離が遠くない事柄だったりするものです。
そして、「いいな、うらやましい」と、「できそう」も、実は、自分が思っているよりずっと近い距離に位置している、共通点がある事柄かもしれません。
自分のことを自分でわかるのは難しいけれど、他人のようすをとおして、そのことに気づくヒントを得られることがあります。
具体的には、「うらやましい人」と、「自分もできそうだと思う人」との、共通点を見つけてみることですね。その共通点と、自分を比較してみると、何かしらの気づきがうまれます。
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