多くの人が、「人間関係は変えられない」と思っています。ストレスのある人間関係があるときに「変えられたらいいのに」と悩み、そして「でも変えられないよね」と諦めます。
このとらえ方は「変えにくいところを、変えようとしている」ので、視点をきりかえて「変えやすいところから、変えようとしてみる」といいでしょう。
ストレスのある人間関係を減らそうとするのは、解決しにくい考え方です。なぜなら他人を変えることはできませんし、生活上や仕事上で、どうしても関わりが発生してしまう相手はいるからです。
では、どこを変えるのかというと、
心地よくいられる人間関係を増やすことです。
いい関係が増えていけば、ストレスのある人間関係が占める比率は下がっていきます。ストレスのある関係という一部分にフォーカスせずに、自分の人間関係の全体でとらえていき、いい関係の比率を上げて、そうでない関係の比率を(相対的に)下げるという考え方です。
これでは根本の解決にならないと思えるかもしれませんが、こちらのほうが行動を起こしやすいですよね。
根本の問題も、いずれは何らかのとりくみをするとしても、いきなりは難しいので、まずは、いい関係を少しでも増やしてからという順番のほうが楽です。
信頼がある関係は安心を与えてくれますし、新しい関わりが増えると自分のコミュニケーションスキルも上がっていくので、そういう意味でも人間関係全般の質があがっていくようになります。
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