苦手な人間関係は「距離」から変えてみる

相談事項で「人間関係の悩み」をもつ人は少なくありません。苦手な人との人間関係はストレスになりますよね。

苦手な人とは無理に付き合わなくていい、という考え方もありますが、ケースバイケースで、万人がとれる方法ではないと感じます。

私がお勧めする方法は「距離を変えること」です。

付き合いを断つという過激な？方法よりも、

マイルドなこの考え方のほうが現実的だと思うからです。

付き合いをきっぱり断つというのは、大都市に住んでいて地域の人間関係がそんなに密ではないとか、子ども関連の人間関係ではないとか、私のようにフリーランスなどで仕事の相手を選べるとか、そういう条件が揃っている場合には可能です。

しかしそこまで大きな街でなければ、地域の人間関係は避けられないでしょうし、自分とママ友とは付き合わなくて問題なくても、じゃあ子ども同士はどうするのかとか、会社での仕事の割り振りや人事は自分で決められないし。このように、付き合わない選択ができにくいケースは多々あります。

そう考えると「距離を変える」ほうが現実的な気がします。

苦手な相手とは、可能なかぎり「１ミリでも距離を遠くする」ようにもっていきます。付き合いは継続するが、関わりは最小限にする。それまでより回数を減らす。会社内の関係も、なるべくその人とかぶらない業務分担にもっていき、雑談の時間は減らし、出勤時や退勤時にいっしょにならないようにするなど、距離をあけていくようにします。

きっぱり付き合いを断つやり方に比べて、これでよかったのかという不安や罪悪感も少ないので、そのほうが気持ちが楽です。

まずはマイルドな方法から試してみましょう。