人生の経験値が多いほど、直感力もスムーズに発揮されやすくなります。

スピリチュアルな直感力をいかした把握とは、「自分がまったく知らない情報が、いきなり外から降ってくる」と解釈している方が多いけれど、そういうあらわれは実は少なくて、１００個のうちの２～３個くらいです。

大部分を占める直感とは、「自分が既に知っている情報の中から、ふさわしいものを瞬時に見つけてくる力」として発揮されます。プロセスを省いて、瞬間的な選別がなされることで「あ！」「そうだ！」となるのです。

自分がもっている情報の中を意識のエネルギーがめぐるので、普段の生活の中で、たくさんの情報にふれ、たくさんの行動をして「経験値」を増やしておくほど、直感力がたくさん発揮されることになります。

ブログにもいつも書いていることですが、直感力と思考力がグラデーションとして「となりあっている力」なので、こういう結びつきが起こるのです。

たとえるなら、自分の中にたくさんの「知識と知恵がつまった引き出し」があり、その中から「この状況にふさわしいのはこれだ！」とひらめいて、「素早く引き出して使う力」が働くということです。

普通なら、あちらこちらと引き出しをあけて、どちらがいいか、あの件はどこに収納しただろうかと探したり比べたりする作業のプロセスが必要ですが、直感力が高い人は、ふさわしい情報が入っている引き出しに、とても短い時間で意識が到達するのです。