YouTubeを見ていたらメイク動画がでてきて。有名なメイクアップ・アーティストの方がシェーディングのやり方を「このようにブラシをあてて、”シャーーーー”ってやるのよ～っ！」と説明していました。
ここがこうなって…、シェーディングの効果がこうなるから…、という理屈は抜きで、”シャーーー”の動作だけの動画です。
こうした簡略化は「プロの人が構造を知ったうえで、素人さんができるようにした説明だから」わかりやすいですよね。
シャーッとやるといっても、適当でも雑にしているのでもなく。
顔の骨格を理解して、出ているところを光らせ、引っ込んでいるところを暗くすることで立体感を出していく。こうした構造をもとに、シンプルな動作だけを見せてくれているので、そのまま真似すればうまくメイクできます。
この動画からふと思ったのは、
スピリチュアルも、同じだということです。
何がどうなってそうなるのか、構造がわからないと、現象を解釈することも能力をいかすことも、わかりやすくシャーーーッとはあらわせません。
メイクにたとえると、偶然にブラシがうまくあたってキレイになったとしても、構造を知らなければ（どうしてうまくいったかわからないので）次で再現できません。
あれ？前回はシャーっとやったらできたのに？と思っても、そのときの手順がたまたま理にかなっていたものになっていたためで、
構造を知ったうえでのシャーーーッと、
たまたまのシャーーーッとでは、
再現性の確率が、ぜんぜん違ってくるのです。
スピリチュアルはメイクと違い、能動的にやるものというより、受け身的に「そうなる」ものという、ある種の偶然性をいかすものではあるのですが、
構造を知っているほど、
ひろえる偶然性の回数も深さも変わり、再現性があがります。
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