この世という場所は、ひとりひとりに与えられている(備えて生まれてきている)力を、集めて大きく活用していくことができる場所です。
すべての人が、意識的であれ、無意識であれ、そうした学びを行っているのがこの世という場所なのです。
人として生まれるということは、肉体という限定された器に入り、限定された時間を生きる経験をすることです。
たましいの領域には無限の力があっても、この世で肉体を通して、ひとりひとりが発揮する力は有限となります。
それぞれがもちよった力を合わせることで、この世の社会が構成されていくようになっているのです。
協力することで、ひとりではできないことができるようになる、より大きなことを成していくこともできるようになります。
協力という文字には、「力」がたくさん集まっています。
小さい力を集めれば、大きな力になります。ひとりではうまくいかないことも、複数の力を集めれば、成し遂げられるかもしれません。
ひとりの力も、決して小さいものではないけれども、それでも、複数の力を集めた大きさを超えることはありません。
自力が大きい人ほど、自分で何でもしたくなるけれども、それぞれの力をあわせて大きな力とすることも、この世だからこそ経験できる貴重な機会です。そのような受け止め方で、「より大きな形」を目指してみることもよいでしょう。
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