人は皆、スピリチュアルなセンスを持っています。
そのあらわれのひとつに、「まだ起こっていないことを前もって知る」という、「予見」「予知」「予感」などと呼ばれるものがあり、
このバリエーション?として、「まだ実際には起こっていない出来事にともなう『感情の動き』のみを、先に体験する」というケースがあります。
これから起こる出来事が、たとえば、心が踊るような楽しさを伴うとすると、まだそれが起こっていない段階で、「楽しさが先に、自分の中で発生する」のです。
これは、期待感とは違います。まだ、何が起こるかがまったくわかっていない時点で、先に感情だけが伝わるものだからです。
こういう体験をしている人は、結構いるように思います。ですが、自覚をするのが難しいので、ほとんどが気づかないままかもしれません。
たとえば、「山田さんが異動になるのではと思ったら、やっぱり異動があった」とか、「今日の夕方は雨が降る映像が頭に浮かんでたら、実際に、夕方には雨が降った」というように、
事前に察知したことと、実際に起こったことが「出来事として共通している」なら自覚はしやすいです。
けれど、事前に察知されるのは「感情」である場合、あとから出来事が起こり、予知のとおりに感情が発生したとしても、「やっぱり、3日前の、あの感情のとおりだ!」とは、結びつけた解釈はできにくいものです。内的な動きは、形がないので印象に残りにくいですからね。
こうした体験が起こる人とは、平均よりもスピリチュアルなセンスが高めであることに加えて、さらに2つの要素が関連してきます。
ひとつは、「エネルギーの振動に敏感なタイプ」であること、
もうひとつは、「意識の焦点が、未来に合いやすいタイプ」であることです。
感情の動きとは、心のエネルギーの振動です。
意識の焦点が、未来に合いやすい性質をもっていると、先のことをよく考えますし、先のことがひらめきますし、先のことを推察するのも得意です。
そうした流れで、未来で自分が体験するエネルギーに焦点があうと、こうした現象が起こるようです。
自覚が難しい理由としては、
もともとが「未来に意識が向きやすい人」なので・・・、先取りした感情とは「出来事が起こった時点で、既に過去のこと」ですから、意識の外となり(笑)、結びつけて解釈しないので気づきにくい、ということです。
こんな理由で気づかない、というのも不思議で面白いですよね。
私も先日、外出時に、持ってでるはずのものを忘れて外出先で買い直すことになり、余計な出費をするはずなのに、なんだかとってもワクワクした気持ちになり、お店に近づくほど、さらにワクワクしてきたことがありました。
お店にいくと、忘れてきたそれより、私に合っている色のものが入口の正面に売られていて、「買ってよかった」という結果になりました。
この件のように、直前に伝わって、すぐに出来事が起こるなら、繋げて解釈することはできますが、期間が空くとやっぱりわかりにくいですよね。
感情だけが先取りされるという経験をしている人は、結構たくさんいるように思うのですが、それを自覚している人は少数だろうなーと、自分がこうした経験をするたびに思います。
おそらく私も、自覚できているのは、起こっている反応のうちごく一部なのでしょうね。私自身もやはり、意識が未来に向きやすい人であるので。
中には、この記事の記載がきかっけとなって「そういえば・・・」と気づく人も出てくるかもしれませんね。
コメント
カラダの中のほうから力が湧いてくるような、うわーっという感じになることが時々あります。
勝手にエネルギーが湧いてきている、なんて思っていましたが、先取りなのかもしれませんね(^_^;)
makoさま
先取りであるかどうかは、その感情がでてきた後に、
感情と合致する出来事が起こったか、という点を考えてみるとわかりますので
(起こったなら、先取りだった可能性が高いので)、
そういう機会があったら、記録をとってみたらいいのではないでしょうか。