よい人生にしたいとは、誰もが望むことです。
よい人生にするために、よい判断をして、よい選択をしたいけれど、
しかし、何がどうなることが望ましいのか、そのためにどうしたらいいのか、
答えをみつけるのは難しいものです。
たとえば、
迷うことや困ることが少ないことが、よい人生なのか。
プレッシャーが掛からず、目立たない生き方がよい人生なのか。
ある意味においては、楽でいられるとしても、それが「よい」かどうかは、微妙なところではないでしょうか。
迷い苦しむこともときにはあっても、責任やプレッシャーが大きくても、そうした機会によって、自分という存在が必要とされたり、誰かの役に立ったと思えたりすることで、
迷い苦しんだ経験を超えるくらいの、納得や達成感で満たされたなら、それは「よかった」という印象になるでしょう。
そう考えてみれば、「よい人生」という定義は、いろいろです。
ということは、
いろいろなことが適度に散らばっていて、安心もあり、刺激もあり、迷ったり、困ったりもしながら、何かをなしていく手ごたえが得られている、
それは、「よい人生」なのではないでしょうか。
日々、経験している、あんなこと、こんなこと。面倒なこと、大変なこともふくめて、いろいろなすべてが、よい人生を構成しているパーツのひとつだと考えると、
多くの人が「すでに、よい人生を過ごしている」ことになりますね。
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