誰もが、何らかの形で自分をあらわしたいという「自己表現欲」をもっていて、行動の動機になったり、物事を成すための目的意識に繋がったりします。
それは必ずしも自分が前に出たいという思いではなく、自分という存在を確かめて納得したい思いだったり、存在の価値がどのようなものかを計って安心したい思いだったり、いろいろあるようです。
あらわしたいという思いは、確認したいという思い、でもあるのでしょう。
あらわすことによる、自分自身の内的な感情の動きや、他者による評価という外の反応で、「自分という、わかっているようでわかっていない存在」を、計って確かめたくなるのかもしれません。
この世という場所は、自分以外の他人がたくさんいて、それぞれの都合があるので、自分がこうしたいという思いのそのままを反映させていくのは難しいです。
しかし「思ったとおり、そのままでなくてもい」と柔軟になれるなら、与えられている環境や条件の中でできることはたくさんあります。
今の時代は、選択肢が豊富にあるとても自由な時代です。
思ったとおりそのままが、自分に合っているとは限らず、むしろ、思ったとおりにいかない状況や環境の中にこそ、自分に合っていることが含まれている場合もありますから、
できることからまずは、動いてみるのがいいですね。
自分をあらわして、感情の動きや、周囲の反応を確認してみましょう。
そうした動きが、自分を成長させますし、自分という存在の確認や納得という理解をも助けることになるでしょう。
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