言いたいことを、言わずにためておくと、内側で感情がどんどん大きくなります。
感情そのものは、悪いエネルギーではありませんが、動かさないままためてしまうと停滞します。
大きな停滞は、解消するためにも大きなエネルギーが必要となり扱いが大変になってしまいます。
感情という個人的なものを、何でも口から出してあらわしてしまっていいということではないけれど、しかし、我慢だけが美徳でもないのです。どんなことも「適度」が大事ですよね。
我慢しすぎている人は、ほとんどのケースで、自分でもわかっています。
しかし、理性が「感情的になってはいけない」と、我慢をしいてしまいます。
この世で生きるということは、そうした「必ずしも最善とはいえない行い」も、経験「させられ」ます。それが、人生の学びであり、カルマの解消という一面もあるからです。
感情をはき出して、冷静ではない一面をあらわすことや、理想的ではない一面を見せることも、自分が引き受けなければならない学びに、含まれている場合もあるのです。
だから、感情を何でも出していいということではないし、出すべきということでもないですが(この度合いの判断は難しいのですが・・・)
我慢していることが、必ずしも望ましいわけではない、ケースバイケースでいろいろだということは、頭の片隅にとめておくのがいいでしょう。
人は多面体で、理想的ではない面があるからこそ、理想という対になる面が存在します。どちらもふくめて自分であることを引き受けて、人生という学びに挑んでいるのが自分です。
ですから、ときに怒りや不満の感情が発生しても、それは当然のことであり、それうした経験を通して「感情の扱いに慣れていく学び」をして、成長していくことが大事なのでしょう。
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