ほどよく満たされていて、それなりにものごとがうまくいっていて、不満を抱くような原因が見当たらないのに、何かもやっとした感覚になるとしたら、それは「未来で目指したい目標が見つかっていない」ためかもしれません。
未来で「こうなりたい」目標があることは、
自分を前に進ませてくれる力になります。意識の焦点が未来にあっていくので、「自分を引っ張っていく」ように力が加わります。
未来でこうなりたいというのは「現状からの変化」です。変化しながら進んでいくので、その過程でたくさんの新しいことに関わって刺激を得られます。
一方で未来に目標がないときは、意識は今に注がれ「現状を維持すること」が当面の目標になります。とりたてて目標とまでは意識されないにしても、実質そうなりますよね。
特に新しい刺激がなくても満足感を得られる人はいですが、そうでない人には何かはっきりしない「もやっとした感覚」が出てくるでしょう。ときにイライラになったり、怒りになったりすることもあるかもしれません。
今に不満があるわけではないが、心のどこかにこれでいいのかという気持ちがあり、もやっとするし、イライラもする……となっているときは、
力が余ってしまっている、と考えられます。
現状を維持するのも簡単ではないけれど、
自力が大きい人は、それだけでは力が余ります。
余った力が、自分の心を動かしてくることがイライラにつながっているなら、その力を、未来に向けて進む「前進の力」にしていけばいいですよね。
少しずつ秋が深まり夜が長くなっていきます。夜の静かな時間を、これからの未来で目指したいことについて考える時間にあててみてはいかがでしょうか。
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