大きな力がある人ほど、やる気スイッチを入れるのが結構大変?

ひとつ前の記事でとりあげた「未来でこうしたいと思う目標がない件」について、どうして目標を見つけられないのかという観点から、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

大きな力があるなら、対応が可能なことはたくさんあり、どんな状況でも何かしらの目標を見つけられそうなイメージですが、

そうならないのは「大きな力をもっている人」特有の理由があります。

ランプを手に草原を進む女性

ごく一般的に考えれば、見通しの立ちにくいコロナの影響下では、規模の小さいことからやればいいのです。自分ひとりで完結することや、短期間でできそうな比較的簡単なところから動きをつけていけばいいですよね。

けれど大きな力がある人は、それが意外とできません。

なぜなら、ちょっとやそっとのことでは、まったく刺激にならず、感情も動かず、ワクワクもドキドキもないので、

やる気スイッチが入らないからです。

もともと持っている器が大きいと、外からちょっとくらいの振動がきても、普通に吸収されてしまって、自分の内側に響くものがつくられないのです。。。

ここが大きな力がある人の難しいところで、

今の状況のように行動が制限されてしまうと、器のサイズに見合うものが見つけられません。かといって未来に向かうものをつくらず、現状維持だけでは、力が余ってイライラします。

ではどのようにすればいいかというと、

私はこういうケースでは、「まずはひとりで完結する小規模の目標」をつくり、その先に「規模の大きな次の目標」を設定するという二段階方式をご提案して、一緒にアクションプランを考えるようにしています。

規模の大きな目標による刺激で、やる気スイッチを入れつつ、

行動は、小さい規模の目標からとりくむ形にすると、

大きな力がある人は、規模の小さいことは簡単に達成できてしまうので、その勢いにのって動いていくうちに、(行動が制限されていて難しいと当初は思っていた)規模の大きな目標に近づいていけそうなアイデアが出てくることも多いものです。

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