何もそうなる理由がないのに、どうなるか不安だ、心配だという気持ちが出てきてなかなか行動できないときは、自分の「エネルギー量」が不足していることが多いです。将来が不安、お金が不安、人間関係が不安などいろいろあるようでも、それは表面的な理由であり、根本の理由というのは「自分というコップの中にあるエネルギーが少なくなっている」ことへの不安なのです。
自分のエネルギー量を増やしていくと、周囲の状況が何ひとつ変わっていなくても、自分の気分や考え方が落ち着いていくことは多いです。
コップの中に水が半分になって不安なときに、まだ半分あると受け止め方を変えようというのは(よく言われることではありますが)私はあまり推奨しません。なぜなら考え方をすぐに変えられるなら、変えた考え方もまたすぐに変わってしまう(戻ってしまう)こともあり得るからです。
もっとシンプルにとらえて、コップの水が半分になって不安なら「いろいろ方法を探すなどして少しでも水を増やす」ほうが解決に近づきます。
コップの中に水が半分ある状態と、8分目まである状態とを比べてみれば、後者のほうが「重さがあるので安定」しますよね。エネルギーもそれと同じで量があれば重さが生じて安定しやすくなります。
コメント
私の個人的な感覚で恐縮ですが、、
例えば新しくて、ワクワクした気持ちを伴う、楽しい事を見つけたり、それに関連する行動をとっている時、エネルギーが満ちて、自分の中で、大きくめぐっているように感じます。
逆に悲しい事があったり、苦しかったり、怒ったりして、自分の中だけの気持ちにぐるぐると取り巻かれている時は、呼吸も浅くなり、エネルギーの量も減って、めぐりも滞っているように感じます。
そう、考えていくと、自分のエネルギー量を増やすには、自分に明るいものを表し、楽しさを伴う行動ができている事が切なのかなという気がして参ります。
また、これは、後付けの微々たるエネルギー補完なのかもしれませんが、、。
自分が、「心地よい」と、感じられる事を見つけておくのも、私には合っているような気が致しました。
例えば(また、私事の列挙で恐縮ですが、、)
響きが、自分を落ち着かせてくれる音楽を聴く。
深く息をする。
寒く感じたら暖かくする。
(血がめぐるからか心地よくほっとします。)
ろうそくを、見る。
(300円で、電池式なのですが炎の部分がユラユラゆれて、本物の炎のような色と光加減になり、そんな柔らかい光を見るとほっとします。)
姿勢を正す。
植物の緑を見る
掃除をする
好きな本を読む
おいしいものを食べる
(沢山失礼致しました汗)
今回考える機会を頂き
日々の自分を整え、安定させる意識を持ち、「エネルギーを増やす、めぐらす」という事を大切に過ごしていきたいと思いました。
ありがとうございます。
miさま
新しいことをしたり、楽しいことをしたりすると、自分という器の中でエネルギーが動いていきますね。あくまで「器の中で」という限定ではいくらかのめぐりはついていくと思います。ですが「大きなめぐり」をつくるには、器の外にもエネルギーを出していくことが必要になります。ためるだけでは大きなめぐりにはならないのです…。
この記事は「エネルギーの量を増やす」ことをとりあげたもので、量を増やすためには、お書きになっているたとえが該当すると思います。自分によいものや好きなものを与えることは、器に水を注ぐようにエネルギー量は増えますね。ここまでの理解はいいと思います。
ですが「めぐり」についてはまた別で、インプットとアウトプットの両方が必要になってきます。入ってくる動きと、出ていく動きがつながる循環で「めぐり」になるので。
●エネルギーの量を増やすこと
●エネルギーのめぐりを高めること
は、わけて考えてみるほうがいいでしょう。