不思議なことに、何かひとつの事柄がうまく進んでいくと、そのほかの事柄もうまくいきだすことがあります。たとえば、ある一人から誘いがあると数日内に複数の人たちから誘いがくるとか。仕事なら取引先からのオファーが集まるとか。
それまで無風だったのが、ひとつの現象から次々と同じような現象が追いかけてきて忙しくなるのは、偶然なのかそうでないのか不思議ですよね。
社内の人から誘いがあったり、学生時代の友達から連絡があったり、取引先から新規事業の問い合わせがあったりと、働きかけをしてくる人たちに繋がりがないなら、
現象は「自分が引き寄せている」と考えられます。
共通点はそこにしかないからです。
ひとつ現象がうまいくと、自分が経験値をあげてパワーアップすることになり、自分から発するエネルギーが変わります。自分が発するものが強くなるから、引きも強くなるわけですね。エネルギーはめぐっていますので。
ものごとがうごかない無風な状態に、何かひとつうまく進むことをつくっていけば、そのことが派生して風向きがかわります。向かい風だったものが無風になったり、無風が追い風になったりと、ものごとが動いていくようになるのです。
私はいろいろなご相談をお受けする中で、解決したい悩みとはちょっと違う方向から「新しい動きをして、まずはそのことをうまくいかせる」という取り組みを提案することがあります。
それは「この現象を前提」にしていて、
自分が発するエネルギーをあげていこうという考え方です。
解決したい悩みにダイレクトな働きかけができたら一番いいけれど、簡単には方法が見つからないケースもありますよね。そういうときはちょっと回り込んだ、こういう観点からのとりくみもありだと思うのです。
悩みに直結しない動きなので「それに何の意味があるのか」「関心があるのはそれじゃない」「それがうまくいくことを望んでいない」という気持ちも出てくるかもしれないけれど、そこは柔軟になってですね、自分の底上げをしていくつもりでとりくんでみると意外と楽しいですよ。
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