気が散りやすい人は、対象となる事柄を入れ換えながら作業をしてみるといい。

同時に幾つもの事柄を考えて動ける器用さがある人や、その事柄のポイントや作業のコツをつかみとるのが早いタイプの人は、ひとつの事柄のみに集中するのが苦手で気が散りやすいところがあります。

そういう人は、無理に集中しようとしたり、時間を継続して作業をしようとするよりも、気が散りやすいところを逆手にとり、

時間割をこなすかのように、種類が違う別のことを、順番に行っていく作業スタイルのほうが、効率のよい動きができる場合があります。

誰にとってもいえますが、人が、同じ事柄に集中できる時間には限りがあります。同じことに、同じ度合いの意識を注ぎ続けるのは本当に難しいです。

器用で幅広さをもつ人は特に、理解の度合いや、作業の効率化を短時間で深く行うので、ゴールに到達するのは早いですが、そこから同じ度合いを継続することは「こういうタイプの人特有の、違う疲弊がある」ものなのです。

そういうときに、幾つかの事柄を、入れ換えながら進めていく方式であれば、再始動がしやすくなります。

それまで使っていた回路と別の部分を使うという、負荷を分散するようなスタイルが、こういうタイプの人には、ちょうどよい「バランス」になるものなのです。

 

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