本当の意味で、霊的に進んでいる人とは、「現実的」であることがほとんどです。
なぜなら、この世の現実に根ざした生き方をしていかないと、(この世という、物質次元の場所で)霊的に進化していくことはできないようになっているからです。
現実を差し置いて、スピリチュアルなことばかりに傾倒してしまっては、霊としての学びを推し進めていくことができません。ですから、霊的に進んでいる人の中に、「いかにもスピリチュアル」な人は、あまり多くはないものです。
彼らはとても現実的で、常識的です。
現実の中に、霊(性)をあらわし、霊的なことを現実の中に見いだしている人は、「いかにも」なアピールをする必要がありません。
私たち人間は、肉体をもった霊的存在であり、この世という現実社会の中で、たましいを成長させるための学びを行っています。
現実に根ざした生き方の中に、霊的な要素が含まれていて、そうした形から学ぶために、この世での人生を選んできていることになります。
現実に根ざしていない、あまりに非現実的な領域に意識がただよっているのは、「霊的なことに影響されすぎている、不安定な人」であり、「霊的に進んだ人」ではありません。
この世における、霊としての学びは、この世という現実の出来事と深く結びついています。
目に見えないことや、不思議な現象だけを追い求めると、逆に、本来の霊としての学びから遠ざかってしまうこともあります。
人としての学びが、霊としての学びです。
そのことを忘れないように、自分を成長させていきたいものです。
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