先祖の霊は、家系が途絶えないことを願っているか?

「一人っ子で、自分が嫁にいくとお墓を守る人がいなくなる」、または、「自分が子供を産まないと、血縁が途絶えることになる」、

このことをご先祖様はどのように思っているのか、自分としては申し訳なく心配だが・・・、というご相談をいただくことが、たまにあります。

先祖の霊は、それらをどう思っているのか。

結論から言うと、○○家が途絶えてしまうとか、お墓がどうだとか、それらは「この世の人間の感覚での心配事」です。

既にあちらの世界へ戻られて、霊となっている方達は、そうしたこの世の物質的なことには、こだわっていないケースがほとんどです。

ですので「先祖に申し訳ない」とかは、あまり心配しなくてもいいでしょう。

この世を去られて年月の浅いご先祖さまの中には、そういうことを気にしている方も、あるいはいるかもしれませんが、時間が経って浄化が進んでいくほどに、現世的なことにはとらわれなくなっていきます。

血縁とか、家系というのは、この世独自の繋がりですので、既にあちらの世界にいらっしゃるご先祖の方達は、こちらで生きている側の人達が思うほどには、それらのことにこだわっていません。

ご相談者さんたちの、先祖や家を大事にする気持ちは尊いものです。

そして、心配になる気持ちもわかります。

けれど、それを心配するあまり、ご自分の人生を混乱させてしまうことは、ご先祖様は望んでいないと思います。

生前の心の繋がりが深い間柄であればあるほど、生きている側の人達のことを尊重してくださるとも思うので、過剰な心配はせずに、現実を優先した判断をしていくことが一番いいのではないでしょうか。

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