「自分の行動範囲が狭い」から、相手の欠点ばかりが目につく。

この世のすべては、同じものが引きあうしくみ「波長の法則」によって展開していて、「人間関係の繋がりも、同じ要素をもつ人同士が集まる」ようになっています。

このことをわかっていても、「自分の周囲にいるのは、嫌な性格の人ばかり」と思ってしまうことが、あるものではないでしょうか。

自分にも、そういうところが少しはあるかもしれない。それにしても、こんなにも嫌な人ばかりがいて、嫌なことばかりが展開するというのは、どういうことなのかと思ってしまうときは、

おそらく「最近の行動範囲が、狭すぎる」のです。

そのことからくる、思い込みと拡大解釈が起こっています。

行動範囲を広げていくことで、そうした思い(込み)は、おさまっていくでしょう。

人は、多面性をもっていますから、「良いところもあれば、悪いところもある」ものです。

自分が、広い行動範囲で過ごしていれば、そういういろいろな面とふれる経験がつくられ、悪いところばかりがクローズアップされることはありません。

ですが、行動範囲が狭くなると、同じ人と、同じような事柄を通して関わりますから、同じ面ばかりが目立つこととなり、それはだいたい、「悪いところ」「嫌なところ」になるケースが多いです。

料理にたとえると、「100通りのメニューのうち、2~3種類ばかりをくり返し食べる」ことになれば、いくら好きな味でも、飽きて不満がでてくるものです。

本当はカレーライスが大好きでも、そのうち「辛い味は食べ飽きた」とか、「米以外がいいのになあ」という気持ちがでてくるものではないでしょうか。

人間関係もそれと同じで、「100人の知り合いがいるのに、同じ顔ぶれの少数とばかり関わる」ことになれば、その人の良い面は(慣れてしまうので)普通に思えて、悪い面ばかりが印象深くなることはありえます。

カレーライスばかり食べるのをやめて、いろいろな食事をバランスよくとっていけば、そうした不満もでなくなり、本来のカレーが好きな気持ちをとりもどしたり、カレーのよいところを再確認することができるのと同じように、

少数の同じ人とばかり関わることになっている、自分の行動範囲の狭さを見つめ直して、いろいろな場面に出ていき、いろいろな人と関わることで、こうした思い(込み)は、解消されていくでしょう。

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