とても敏感な性質の人は、小さいことを気にして、自分の行動範囲を狭くしてしまうことがあります。
その中には、「人から、やたらと見られている気がする」という不安をもってしまうケースがあります。
しかし、実際に「見られている」としても「そのことに、あまり深い意味はない」とも多いもの。
落ち着いて客観視をしてみると「自分も、深い意味なく他人をみてることはある」もので、他人が自分に向ける視線も、そういうこともあるのだと気づくと、切り換えていけるようになります。
たとえば、地下鉄に乗るとします。外をゆく電車と違い、乗ってしまえば窓からの景色も見えませんし、広告を眺めることも一巡してしまうと「目線がひまになる」ものです。
そういうときに、たまたま、近くにいる人に目がむいてしまうことはありますが、見ている理由は「目の前に、その人がいたから」で、それ以上の深い意味はありません。
地下街を歩いているときも、信号も交差点もないですから、かなりぼーっとしたり、考え事をしながらでも人の波にのって動くことができます。そういうときも、何気なしに「周囲の動きを、意味なく目で追ってしまう」こともあると思います。
このように、それほど深い意味はないけれど見てしまうことは、日常の中で普通によくある「反応」ですから、あまり考え過ぎないことも大事ではないでしょうか。
人の目からでるエネルギーは確かに強いので、敏感な人は、気になってしまうのわかります。
ですが、その強さは、攻撃的でも、否定的でもない、たまたまの反応というケースもありうるとわかっておくと、
自分を、緊張感から解放してあげることに繋がりますね。
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