すべての人に、守護霊という進化・向上したスピリットがいて、この世で過ごす人生という学びを、霊的な観点からサポートしています。
自分と守護霊との間には、グループソウルとよばれる「たましいの大元」を同じくする深いつながりがあります。
たましいの大元が同じであるとは「自分がこの世に生まれてくる以前からのつながり」ということです。
人が「守護霊をつけたりはずしたり」はできない。
私自身が、直接見聞きした経験ではないのですが、スピリチュアル業界でよくいわれていることとして、
「あなたに合った、いい守護霊をつけてあげましょう」
「もっといい守護霊に、交代させます」
というように、霊能力で「守護霊をつけたり増やしたりできる」というふれこみの霊能者もいるとか、いないとか。。。
江原啓之さんの書籍などでも、よくでてくる話題ですよね。
結論としては、(江原さんの書籍などでも解説されているとおり)人が、守護霊をつけかえたり増やしたりと、指図するようなことはできません。
今の時代は、さすがに変化していると思います。
私の見解としては、そういう解釈のセッションがなされていたの(だとすれば)は、スピリチュアルな知識が一部の人にしか知られていない一昔前で、
今は、多くの方が関心をもっていることや、情報の入手も共有も簡単になっていることから、おそらく、そういうセッションは減っているのではと思っています。
ですが一応、この件のしくみについて書いてみたいと思います。
守護霊は、この世に生まれる以前からのつながり。
自分と守護霊とのつながりとは、この世に生まれる前からの、
グループソウルという「たましいの大元」からのものです。
この人生での学びに応じて、たましいの領域から備えてくる性質など、さまざまな霊的な要素が決まって生まれてくることとなります。
守護霊についても、同様です。
そのことを前提にとらえてみれば、こちらの世界からの「こうしたい」「こうなってほしい」という単純な希望や都合を、霊界側が受け入れて、
守護霊の構成を、決めたり変えたりすることができるとは、考えにくいものであることがわかると思います。
霊能力の備わり方によっては、守護霊と「交信」はできる場合もありますが、そういうことと「守護霊の構成を代えるような働きかけ」ができることは、まったく別のことなので、
霊能者の霊能力で「守護霊をつけかえる」というのは、しくみとして、ちょっと無理があります。
ただ、人の側が、あれこれすることで守護霊を代えたりはできないというだけで、長い人生の中で「守護霊が代わること」自体はあります。
その時々の学びにふさわしい人が前面にでてきて導きがなされるので、よりふさわしい守護霊に代わったり、または、別の霊が増えたりするケースはめずらしくはないです。
守護霊は、必要があれば代わることはあります。
自分がこの世にやってくるときは、たましいの学びのために、目的をもって生まれてくるというのがスピリチュアリズムでの解釈になります。
学びの目的に応じて、備えてくる性質などの霊的な要素が決まって生まれてくることとなり、守護霊についてもそのしくみは同じです。
通常、長い人生の時間をかけて、ひとつだけの目的に向かっていくことはまれで、その時々で、いくつもの学びを経験していくこととなります。
そうなれば「備えている性質の、どの要素をいかしていくか」も変化しますから、その方向性で進んでいくことを導く役割としてより適切な方がいれば、
守護霊が途中で代わることも、増えることもあるでしょう。
それは、霊的にみてそうする必要性がでてきたときに「なされていく変化」ですから、委ねていけばいいのだ思います。
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