ふと思い浮かぶ事柄の中には、スピリチュアルなセンスで把握した予知的なものや、霊界から与えられたメッセージ性のあるヒントが含まれている場合があります。
それらをうまく活用するためには「思い浮かんだことをメモしておく」という習慣をつけるといいです。なぜなら、スピリチュアルな要素が関連している事柄であるほど、記憶に定着しにくいものだからです。
後から読み返せるようにしておきましょう。
スピリチュアルな要素が強く関連する事柄は、ただそのままでは記憶に定着しにくいです。現実的な「思考や行動を重ねる」ことで、記憶が刻まれていくようになります。
このことを示す代表的なものに、
(1)霊能者のセッション
(2)夢を見た記憶
という二つがあります。
霊能者は、セッション時の記憶が薄れやすい。
スピリチュアルに関心がある方であれば、霊能者が提供するスピリチュアルセッションを経験したことがある方は少なくないでしょう。
おわったあとのフォローについて、セッションで話をしたことは、覚えていないので後からの質問を受けられない」とか「セッション終了後の○日以内でのみ質問を受け付ける(かなり期間が短い)」というケースはわりと多いのではないでしょうか。
これは、セッションで使用する意識の回路が普段と違うためでしょうね。
私自身もそうなるのでよくわかります。セッションがおわるまでは、はっきりと覚えていることが、おわったところで何かが切り替わるように記憶が薄れていきます。忘れるとまではいかないのですが、普段の感覚で覚えていることはかなり難しいです。
眠っている間に見る夢も、時間が経つと忘れる。
睡眠というのはスピリチュアルな行為であり、眠っている間に、意識は肉体をはなれてたましいの領域へと戻っています。
このとき、たましいの領域での意識で経験したことを「夢」として覚えていることがあります。現状についてアドバイス的な要素があったり、迷っていることのヒントがあったりする夢には、霊的な世界からの働きかけが関連している場合があります。
それらの内容も、いつまでもはっきりとは覚えていられないものではないでしょうか。
目覚めた直後はとてもリアルな感覚で「うわー、すごく不思議な夢だったな。あれって○○という意味だったのかな?」などと解釈を考えることができるくらいに覚えているのに、
数時間もたてば「リアルな感覚の夢をみたことは覚えているが、内容の記憶は薄れていってはっきりは思い出せない」ことが多いと思います。
スピリチュアルな要素が関連している夢であるほど、なかなか覚えていられないものなのです。すぐに記憶は薄れていきます。
眠っている間に経験していることは、たましいの深いところに刻まれるので、表面的な記憶には残らなくても問題はないですけれど。
ただ、本人的な気持ちとしては、せっかく夢としてみたときくらいは、内容を覚えていたい場合もありますよね。
書くことは、記憶に定着させやすい。
霊能者のセッション中も、眠っている間の夢も、どちらも「普段の意識の状態との差が大きい」ために、普段の意識に戻ったときに、それをはっきりとした記憶に残すことが難しくなります。
これらの件と同じ理由で、日常の中でふと思いついたアイデアも、
スピリチュアルな要素が関連している度合いが高いほど、記憶に残りにくいのです。
前述のとおり、ただそのままでは記憶に定着しにくく、現実的な思考や行動を重ねることで、記憶に刻まれやすくなります。
たとえば、誰かに話すとか、文字として書いておくとか。そうすると、記憶を再度トレースすることになって定着しやすくなるのでしょう。
手を使って、文字として書いておくという「アウトプット」は、内容について頭の中で文章を起こすことと、手を動かすという行為で書くことが重なるので、記憶に定着させやすくなります。学校での勉強と同じですね。
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