夢の中で、「行ったことがない場所を見る」ことがあるしくみ。

眠っているときにみる「夢の中」で、自宅から遠く離れた場所や、行ったことがない実在している場所を見たという、不思議な経験をもつ方は結構いらっしゃると思います。今回はそうした夢についてのしくみの解説です。

眠っている間とは、一種の幽体離脱のようなもの

睡眠というのは、実はとってもスピリチュアルな行為であり、眠っている間の意識は、肉体をはなれて「たましいの世界」へ戻っています。

睡眠の作用とは、現実的な肉体の疲れを回復させる目的とともに、霊的にみれば、たましいの世界へ意識の波長が合っていきエネルギーチャージがなされるのです。

この「意識が肉体をはなれて、たましいの世界へ戻る」「たましいの世界へと意識の波長が合っていく」とは「幽体離脱」のような状態でもあります。

このときの、たましいの世界での経験の一部分を、眠っている間にみる「夢として覚えている」ことがあります。これは、スピリチュアルに関心がある人には、よく知られている現象のひとつですよね。

スピリチュアルな夢とは、多くがそのパターンですが、

中には「遠く離れた実在の場所のようすを夢としてみる」こともあります

眠っている間は、一種の幽体離脱のようになっているため、家から遠く離れ場所と自分の意識のチャンネルがあえば、そちらに意識がとんでいくことも可能で「そのようすを夢としてみる」のです。

眠っている間は、肉体によるしばりが薄れることから起こる現象です。

たましいの世界のことは、ほとんど記憶できません。

まずは「遠く離れた実在の場所を夢でみる」説明の前に、「眠っている間の、たましいの世界へ戻っているようす」を夢でみるしくみのほうを先に説明します。

スピリチュアル的な意味での睡眠の目的は、前述のとおり「消費されたエネルギーのチャージ」です。

しっかりと深い睡眠ができるほど、深いレベルでたましいの世界と波長が合ってエネルギーのチャージがなされますので、大事で必要なことです。

たましいの世界と深く波長が合う、ということは、言いかえると「起きているときの普段の波長とは、差がついてる」ということです。

そういう意識の状態は、通常の意識との落差がありすぎて、表面的な記憶にはほぼ残りません。夢として覚えていられるとしたら、ほんの一部分だけの曖昧なものです。

それでも、スピリチュアルな知識がある人ならば、なんとなくは「この夢はそうだ」とわかるものではないでしょうか。とても印象深い不思議な風景だったり、メッセージ性のあることを受けとってきたりしますので。

深い眠りのときほど、たましいの世界と波長が深くあっているのですが、その状態はほとんど記憶には残らず、

起きる直前の浅い眠りのときが、意識がこちらの世界のほうに戻ってきつつあるので、記憶に残りやすく「夢として認識することができる」のです。

ここからが「遠く離れた場所や、知らない場所のことを夢で見る」現象がおこるしくみについてです。

知らない場所に、意識のチャンネルが合っている。

これまでの説明のとおり、眠っている間の意識は、たましいの世界と深く波長が合うほど記憶に残せず、夢として覚えていることもできません。

浅い眠りになっているときに起こる、たましいの世界と、この世的な記憶できるゾーンとの重なりから「夢という形で覚えていることができる」のです。

この「重なり」が、「たましいの世界と元の世界」という重なりの場合は、わりとよくある、たましいの世界の記憶としての夢となり、

「現実のどこか別の場所と、元の自分がいる場所」という重なりになれば、行ったことがない場所を夢でみるという、不思議な現象となるのです。

この場合も、意識がこちらの世界の波長に近くなっている(浅い眠りである)条件下で起こるので、だいたい「起きる直前」の夢です。

たましいの世界から、意識がこちらの世界に戻ってくる途中での寄り道・・・ということではないでしょうが笑、何かの理由でその場所と意識のチャンネルが合ったのでしょう。

先日のセッションでも、そういうケースがありました。「夢の中で、自分がいる場所が○○となっていて、××となっていて・・・」と説明をしていただいた場所は、現実に存在する建物の内部を「夢」として見ていたようでした。

私が、そのことをどうやって把握しているかというのは「波長の違い」からです。お聞かせいただいた夢の内容から伝わる波長は、スピリチュアルな雰囲気もありつつ、半分くらい現実的な波長であることから、「現実にそういう場所が存在していて、そこに意識が合ったのでしょう」とお伝えしました。

こういう夢の見方も、スピリチュアルなセンスのあらわれです。

このブログをご覧になっている方は、平均よりもスピリチュアルなセンスが高い方ばかりだと思うので、もしかしたら自分で気づいていないだけで、こうした夢をみているケースは多いのかもしれませんね。

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