もしも、この世のすべてが、既に自分が知っているものばかり、こうなるだろうという想定内の動きばかりになるとしたら。
もしも、この世にいるすべての人が、自分とまったく同じ個性の、まったく同じものを好む性質の人ばかりだったなら。
想定内のことばかりで、安心できて楽ではあるけれど、
想定外のことがないから、刺激がなく楽しくはないでしょうね。
楽しくないのは、感動がないからです。
感動とは、何かと何かの「間」で「心が動く」ことから生じる感覚で、間ができるためには、お互いの間に「差異」が必要です。
これまで経験して知っていることと違う、自分とは考え方が違うという「違い」「開き」があるから、その範囲で心が動いて感動するのですね。
新しいことにふれる、新しい動きをとるという、これまでの自分との「間」をあけることは、そこに感動がつくられるスペースをつくることにもなります。
最近、感動していないなあ、心が柔軟でないなあと思うときは、心を動かすために、何か新しいこと、いつもと違うことをしてみてはどうでしょうか。
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