自分と、現実と、夢を、結びつけていく考え方。

大人になると、未来に夢をもつことが難しくなります。それは、人生の時間が有限であるという意識が強くなり、この先の未来の可能性を小さく考えてしまうためだと思います。

人生の時間は有限であることはそのとおりで、実際に年齢を重ねていくほど、実感するようになります。若い頃のような、人生の時間が無限にあるような感覚になれませんからね。

けれど「人生の時間は有限ではあるけれど、残りの時間は十分にある」ので、時間を有効に使っていけば、夢をもって充実した過ごし方ができます。自分の可能性を過小評価しないことです。

草原でバイオリンを手にする少女

ここまでが、意識の持ち方の話で、

ここから先が、具体的な考え方の話になります。

大人になっても夢を諦める必要はないけれど、大人にふさわしい夢の持ち方に「入れ換えていく」「作りかえていく」ことは必要です

まだ社会のしくみもしらない若い頃に抱いた夢を、大人になってもそのまま持ち続けていくことは、今の自分にあわなくなったり、時代に合わなくなったり、ズレがでている可能性もありますよね。

人気も、流行も、関心事も、数年でいれかわるのですから、自分の夢の持ち方も、ある程度はそれらにあわせたアレンジをしていくことで、より現実的になっていくのではないでしょうか。

過去から抱いている夢が、まだ叶っていないなら、それは「自分に合わない」「時代と合わない」「現実的ではない」などの理由が考えられますので、ここは苦しくてもしっかりと認めていくことが大事です。

そして、それらをアレンジしながら、新しい内容へと作りかえていくのがいいでしょう。まったくの新しいものに入れ換えなくても、細部のアレンジで、今の自分が目指すにふさわしい夢に作りかえていくこともできますから。

自分に合うように、時代と合うように、現実と結びつくように、自分と現実という二つの要素に、少し寄せるようにしながら、目標そのものや取り組み方法を考え直してみるのです。こういう考え方と取り組み方が、大人の夢の持ち方としてふさわしいと思うのですよね。

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