自分を知り、経験をいかし、自分らしさを発揮していく。

10代、20代前半くらいの若いうちは、自分のことがよくわからないものです。わかったつもりになっていても狭い範囲で主観的にとらえているだけで、実際のそれとはちょっと違っていることも多いです。

社会にでてたくさんの経験を重ねて、少しずつ自分のことがわかってくるようになります。過去の経験を比較していくことで、自分についてもわかってきますし、他人についても、世の中のしくみについても、理解できることが増えたり、深くなったりしていきます。

そうして30~40代以降、ある程度自分のことがわかってくると、自分らしさをいかした動きがとりやすくなります。どうやったら力をいかしやすいか、逆に、どのような条件下だと力を出しにくいか、過去の経験を通して規則性がわかってくるからです。

折り鶴の中に立つ女性

わかるためには「経験」が必要になります。人生の経験が増えていくほど、あれとこれを「比較」して計ることができ、推察をつけて動けるようになれば判断が楽になりますよね。

こうした判断のための経験は、前世のそれも含まれます。前世の経験値は、たましいの領域に刻まれていて消えることはないので、たくさんの前世を経験している人ほど、比較できる材料が自分の中にあることになります。

しかし、たくさんの前世を経験している「たましいが大人な人」であっても、「今世の年齢があまりに若いうちは、たましいの経験値が多いという優位性がうまく発揮されにくい」ようですね。

やはり、今世の人生として30年くらいの時間を過ごすことが、それらをいかすための準備期間として必要であるようです。

このように考えてみると、今世の経験という観点からしても、前世の経験を加味した観点でも、どちらにしても30~40代くらいから先が、自分らしさをいかしやすくなる時期かなと思います。

そのくらいの年齢に該当する方は、この年末年始のお休みに、改めて、自分について分析してみて、自分らしい力をどのようにあらわすかということを考えてみるといいと思います。

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