子供のころに学校で習った内容や、勉強して身につけた知識は、大人になって社会にでてから使う機会は限られます。専門分野に進んだごく一部の人をのぞけば、大部分の人にとっては、そのまま役立てる機会はほとんどないですよね。
けれど、長い目でみれば、勉強を頑張った経験は、大人になってからの人生に大きな優位性をつくりだします。経験は無駄になることはないのです。
学校での勉強を頑張った人は、ものごとを身につけていくことや、スキルを磨いていくための「勉強の仕方」「とりくむ姿勢」が身についています。問題を解決するための意識の向け方や、動きの取り方がわかりますし、乗り越えるための忍耐力も磨かれています。
学校の教科書にでている内容と、会社の業務としてとりくむ問題の内容は違っていても、「ものごとを解決するための動き方」は同じところがあるので、学校の勉強からそれらが身についている人は、底上げがあるということです。
習ったそのままをいかす機会はなくても、経験したことが応用となって社会の中での「生き方」に反映されていきます。昔の、宿題にとりくんだ経験が、今の大人になった自分を支えていたりもするのです。
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