新しい行動をしたい気持ちがあるのに動きだせないのは、それをすることで「減ってしまうものがあるから」だと思います。
行動すれば疲れるし、時間もなくなるし、お金もかかってしまうし……と、新しい行動をすることは、手持ちの何かを減らしてしまうことでもある、という結びつきが自分の中につくられていれば、損をしたくないので迷いがでてきます。
しかし実際には、新しい行動によるプラス面もたくさんありますよね。
減るもの以上に、得られるものがあるという考え方になっていけたら、もっと楽に一歩を踏み出していけるはずです。
新しいことをすれば、プラス面も、マイナス面もうまれるのに、どうしてマイナス面にばかり意識が向かうのか。理由はとてもシンプルです。
マイナス面は「わかりやすい」のです。この行動をすれば月謝が1万円かかり続ける、毎週2時間を使うことになる、新しい知識を覚えるのは頭が疲れるだろうなと、
具体的な実感をもってイメージができますよね。
一方、プラス面は「ざっくりなイメージ」になります。こうなったらいいな、こうなるかもしれないというふわっとした期待感だったり、友達のA子さんによるとこういう効果があるらしいという第三者の感想だったり、
自分的な実感をもったイメージになりにくいのです。
人の感情や思考は「わかりやすいほう」に向かっていきます。何度もそれを繰り返し考えていけばマイナス面の印象がさらに強化されますので、ブレーキがかかってしまいますよね。
この結びつきを変えるにはどうすればいいかというと、新しいことをしたらどんなプラスがあるのかという「情報集め」です。
減るもの以上に、得られるものがある
ことがイメージしやすくなれば、そちらにも意識が向かうのでバランスよく考えられるようになるでしょう。少なくとも最初からブレーキがかかる状態からは脱していけます。
新しいことをしたら、どんないいことがあり、どんな可能性が開けるのか、さまざまな観点からの情報を集めてみてください。得られるものが、減るもの以上にありそうだと思えたら、迷いから抜けて力強く一歩を踏み出していけるようになります!
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