自分がしたことが、自分に返ってくる法則。

自分の上に放り投げた石は、重力によって、いつか自分のところへ落ちてきます。

カルマの法則のしくみとは、上記のたとえの場合の「重力」のようなものです。

「自分がしたことは、良くも悪くもすべてが、自分に戻ってくる」というしくみが、この世にはあり、私たちはその法則の下で学んでいる存在です。

バチが当たるという意味には解釈しないでください。自分に起こることは、良いことも、そうでないこともすべて、自分が原因を作っている。どんなこともすべて自分に起因していて、無意味なことが無作為に起こることはない、という意味の法則です。

例えば、「誤解されて、とばっちりを受けた」とか、「騙されて、損をした」とか、相手に非があると思われることであっても、なぜそのような出来事が起こるに至ったかを、スピリチュアリズムの観点から紐解けば、自分の中に原因となる何かが存在します。

当然、相手にも非はありますが、自分がそういう経験をすることから、何かに気づかされたり、学ばされたりするという意義は必ず存在します。

「相手に非がある事実」と、「自分に石が当たってしまったこと」は、別の事柄としてわけてとらえていき、後者については、自分を省みることが大切です。

うまい話に、のってしまい、結果として騙されたのであれば、見抜く目を持たなかった自分のせいです。

八つ当たりをされたのならば、過去に自分も他人に同じようなことをした経験がないかを、考えてみましょう。

相手も、もちろん、カルマの法則の下にありますから、誰かを騙したり、攻撃したりしたことは、いつかの未来に、同じような目に合うなどして、気づかされることになるでしょう。

すべての人が、この世では、カルマの法則で展開するものごとによって、気づかされ、成長していくしくみになっています。

 

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