バイアスの掛かった思考パターンが、可能性を制限してしまう

この世には「自分がした行いのエネルギーが、何らかの事象となり返ってくる」というしくみがあり、これをカルマの法則といいます。

このときの返り方にはバリエーションがあり、出来事(経験がふりかかる)という形で返ってくるとは限らず、「バイアスの掛かった思考パターン」が自分に根づいてしまうという返り方もあります。

天使の後ろ姿

人の意識は、いろいろな事柄に対応していくために「シミュレーション」を繰り返していますよね。「もしも‥‥‥」と何が起こるか予測したり、「もしこうなったら、自分の行動は‥‥‥」と対処法を考えておいたり。

思考パターンにバイアスがかかっていると、

こうしたシミュレーションの結果にも歪みが出やすくなります。

やけに悲観的なとらえ方になってしまい、自分の力の半分も出し切れない方向にいってしまったり。逆に楽観的になりすぎて、準備が整わなかったり。

自分に掛かる負荷が大きいほどいい結果になるハズだと思い込んだり。自分はせいぜいこのくらいが限度だろうと過小評価して、本来得られるよりも小さい結果しか手にできなくなったり。

これでかなり損をしたり、人生に混乱が生じたりします。

もしもこのバイアスがなかったら。もっと力を大きく出して得られる結果が変わったり、楽しみながら結果を手にできるようになったり(結果は負荷とのトレードオフと限定されないので)、必要な準備をしっかりとしておき、自分の可能性をより大きくしていくことができたりと、人生が豊かな方向にきりかわっていきます。

バイアスの掛かった思考パターンは、他人からみるとわかるのですが、自分のことはなかなかわかりません。慣れて一体化しているので、それを含めて自分らしさと思い込んでしまうからです。

改めて自分に向き合っていかないと気づきにくいので、自分が「ついやってしまう思考のくせ」をときどき見つめなおしていくといいでしょう。

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