制限があるから、決めて、動くことができるのです。

この世とは、あの世とは違い、さまざまな「制限のある場所」です。

このしくみがあるから、人はものごとを決めることができます。

もしも何も制限がなければ、何一つ決めることはできず、決めようという気持ちにもならないことでしょう。

月の近くにいる妖精

多くの人は、このしくみを理解せず、時間がないからできない、条件が揃わないからできない、他人が協力してくれないからできないと、

制限があるために、できなくなっていると思っています

しかし、制限の役割とは「できない理由」ばかりではなく、「できるための条件」でもあるのです。このように考えてみてください。

もしも、何ひとつ制限されないならば、規約も締め切りもない中で、何をしていいかもわからず、制限されることへの不満もなく、

何もほしくならず、何もしたくならないかもしれません。

制限があるからこそ、たりないものに気づき、もっと変えたいと思い、行動や変化のための意欲がわいてきます。

誰もが、個人の学びに応じた制限の中にいるものです。

この世とは、そうした学びの場所です。

そのことを「できない条件がこんなにもある」と思うと、悩みになります。

受け止め方を変えて「こうした条件の枠内だと、何ができるだろう」と思えば、今のまま、そのままの状況が、とても創造的な可能性に満ちたものに変わります。

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