新型コロナで生活様式が変化したこの2年半、いろんな変化についていかなければならない大変さがありましたが、その分「新しいことをはじめやすい」期間だったとも言えます。
変化せざるを得なかった負荷は大きかったですが、変化したい人にとっては「ボーナスステージ」でもありました。動きは制限されるのですが、普段ならつかない道がついていく可能性が広がりましたからね。
今回の記事はそのことを解説してみたいと思います。
コロナのような大きなきっかけがなければ、社会の変化はもっと緩やかに行われていったと考えられます。自然に、これまでの延長のように少しずつ。
ところがコロナがいきなり世の中に出現したことで、脅威をのがれようとして、またはその中でも社会活動を行っていくために、強引ともいえる変化がなされましたよね。
強い力による変化が短期間で起こると、順序だてた動きにはならないので、かなり力づくな「リセット」や「シャッフル」になります。
それで大変になる場合もあるけれど、新しい動きをつけていくためのプラスになる場合もあったと思います。それが冒頭の「ボーナスステージ」という考え方です。
仕事でも人間関係でも、固定されていて新しく入っていくのが難しかったところに、思いがけずに道がつくられる可能性が(細い道であっても)開けたのがこの2年半だったと感じます。
カオスになっている状況であれば、外から入っていく道がつくられやすいことに加えて、その動きをとる理由ができるので他者から不自然に思われないこともメリットだったように思います。「コロナの影響からこうしている」という大義名分がありますし、人と集まる機会も減っていろいろ言われたりしなくてすむので。
行動が制限され、変化を強いられる状況ではありましたが、考えようによっては新しい可能性をつくっていける時期でもあったということです。
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これまでの2年半は「リセットとシャッフルの渦中」にありましたが、
そろそろ世の中は「シャッフル後」になっていくと思います。
社会の情勢やテクノロジーは、一度進んだことが後退したりはしないのでこのまま変化し続けていくでしょうが、シャッフルされた流動的な状態は「新しいものをいろいろ含んでそれなりに固まっていく」と感じます。
そう考えると、新しい動きをつけやすい「ボーナスステージもいつまでもは続かない」ことになりますよね。今のうちに何か動きをつけていくほうが、未来に余裕をつくりだし可能性を広くしておける気がします。
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