好きなことがわからない人は、時間とお金をかけた事柄を考えてみるといい

ときどき「好きなことをしようと思うが、自分は何が好きなのかがわからない」「どのように気づいたらいいのか」と聞かれることがあります。

好きなことがわかっている人からすると不思議でしょうけれど、こういう人は結構います。日本人には多いんじゃないかとも思います。

好きなことに気づくには、これまでに「時間とお金を費やしてきたことは何か?」という観点から考えてみるのがいいでしょう。

自分の好きなことがわかる人とは、喜怒哀楽の感情が大きくて、かつ感情を表現することに躊躇がないタイプです。これが楽しいし好ましいという感情がそのまま判断基準になるので自覚しやすいのです。

たとえば料理をしているとワクワクと楽しくて、料理について考えていると満足感と高揚感で心がみたされるなら「私は料理をしていることが好きで、料理をしている自分が好きだ」と自覚できますよね。

一方、好きなことがわからないのは、感情の動きがそこまで大きくないか、自分の感情を出さないようにしている人に多いです。これはいいなとか気にいったとかはあっても、そこまで好きと言えるほどの強いものが内側からわいてこないか、わいてくるものを抑えているのでわからなくなります。

そういう人は、感情以外の判断基準で考えてみるといいでしょう。具体的には「時間」と「お金」です。これまでにたくさんの時間を費やしたことは何か?自分が一番お金をかけている対象は何か?という観点から考えてみてください。

それらをかけるだけの関心や好ましさがあるから、そうしているので。感情の動きがそこまで強くなくても、そうしたくなることは「好きなこと」だと言えるのではないでしょうか。

この基準でいえば、私自身の好きなことはどうやら「仕事」「働くこと」になるようです。別にそこまでワクワクはしませんけれども笑。時間をたくさんかけている事柄ですから、私は働くことが好きなんでしょうね。たぶん。

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