ときどき、スピリチュアル・カウンセラーとして活動している方から「昔はもっと霊的なことが見えたり聞こえたりしていたのに、最近は現象が減っていて、能力が鈍ってきたのではと不安」という主旨の相談をいただくことがあります。
数年以上の活動実績があり、確かな能力の持ち主でも、
こうなることは珍しくありません。
結論からいえば、能力が鈍ったのではないです。むしろ能力は昔より伸びていても、見えたり聞こえたりの現象が減ってしまうことはあります。
これはスピリチュアルな活動が長い人にとっては周知の事実ですが、活動をはじめた初期のほうが、見えたり聞こえたりしやすい傾向があります。全員ではないですが、そういうケースも結構あるんですよね。
霊感も感性の一種ですから、若いほうが感性は鋭いのと、初心者のうちは複雑にあれこれ考えすぎずにいられるので素直にのびのびと力が発揮されやすいのです。
そのかわり?粗削りゆえに必要なものだけ見るという器用なことはできず、不必要なものまで見えたり、把握したいことではなくて周辺情報が伝わったりと、いまいちピントがあいきらない状態になります。
初期の見えたり聞こえたりには「こういうこと」も含まれるから回数が多くなっていますが、経験から能力が洗練されていくほどに、不必要なものはあまり見えなくなり、見えるものは必要なことにしぼられます。
このように能力が「最適化」されるからこそ
見えたり聞こえたりの回数だけいえば「減る」のですが、
最小限のあらわれで把握と解釈ができているのですから、能力は鈍くなっているのではなく逆で、洗練された結果だといえるでしょう。
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