人は、何度も生まれ変わって成長を続けている存在であり、生まれた時点で、たましいの個性を備えています。
生まれた時点で、ゼロからのスタートではないことは、生まれたばかりの赤ちゃんでも、ある程度の気質や特徴が見られる(元気な赤ちゃんもいれば、大人しい赤ちゃんもいるなどの)ことが示しています。
ですが、「自分が、たましいから備えてきている要素とは?」と、改めて考えてみても、判断の基準がないとわかりにくいですよね。
このことは、「自分の来世を、想像してみる」のが、把握しやすい方法となります。
性別、生まれる国、職業などを、あえて「今の自分とは別のものを」イメージしてみます。
適当なシチュエーションでいいのです。たとえば、「次は、女性で、フランス人で、教師をしている自分」、「次は、男性で、アメリカ人で、弁護士をしている自分」をイメージしたときに、
「自分なら、次の人生でも、この部分は同じままだろうな」と自然に思える気質や性質の特徴が、いくつか思い浮かぶのではないでしょうか。
今と違うシチュエーションになったとしても、今と同じ要素が自分にあるだろうなと、自然に思える「そのこと」は、自分の本質に近い要素といえるでしょう。
こういうことは、自分でだいたいわかるものなのです。
私自身の場合でいえば、「神経質なところ」「悲観的なところ」「性格が暗いほうである」「霊感が強いところ」などは、来世も、さらに次も、引き継いでいくだろうなと、普通に思えます。
それとは逆の、気にしない、楽観的で、性格が明るくて、霊感が鈍い人、・・・というのは、どうやっても「自分」と思えません。
このように、適当な来世?を想像してみることで、自分「らしさ」という、たましいの本質を少し、つかむことができます。
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